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世界のレポート~バングラ編~

皆さん、お久しぶりです。

久しぶりの更新になってしまったKJPメンバーによる世界のレポートですが、今回はバングラデシュ編をお送りします!

バングラといえば、、、洪水?サイクロン?カレー? いやいや、やっぱりマイクロファイナンス、ソーシャルビジネスの本場!というのはこじつけでしょうか。

今回、私はグラミン、BRACというバングラデシュの社会を担う両組織にお邪魔して、マイクロファイナンス(以下MF)、ソーシャルビジネスの現場を見させてもらいました。

MFに関してはグラミンで農村、BRACでスラムでの活動を見てきました。

まずはグラミン。グラミン銀行では、通常の融資の他に物乞いへ無利子の融資を提供している他、教育や住宅ローンも提供しています。また、保険や貯蓄に力を入れ、融資を受けている人のほとんどが保険に入り、貯蓄もしています。この預金が現在のグラミン銀行、そしてグラミンの新しいソーシャルビジネスを支えているとのことでした。
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センターミーティング


また、グラミン銀行は毎週各コミュニティでセンターミーティング(上の写真)というものを開き、借り手はそこでローンの返済し、さらに金融サービスについての疑問、村の医療や教育のことなども話し合われます。議論は活発に行われ単に融資にとどまらず、このセンターミーティングが村にとって重要な場であることを実感しました。

それはBRACでも同じで、BRACが支援するスラムでもMFを通じて、借り手が集まる場を設け、医療や教育の課題を話合う環境が整っていました。スラムに住んでいても、明確な目的と計画をもって融資を受けている、という印象を受けました。
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(融資を受け、家畜ビジネスを始めた元物乞いの女性。物乞いをやめるまでに2年半かかったそうです。)

実際に融資の現場を見て感じたのは、グラミン、BRAC共にサービスが単なるMFの域を大きく超えているということです。融資を通して村のコミュニティの発展、女性の地位向上、教育、保険医療の充実という幅広い範囲を担っていました。

特に、貧困層と定義される借り手の女性たち自身の成長に大きな役割を果たしているように感じました。融資によって得た所得の使い道の優先順を聞くと、決まって「子どもの教育」と口を揃えて答える姿が印象的でした。

他国で、マイクロファイナンスの現場に訪れたことがあるのですが、単なる融資にとどまらず、他の開発課題にも対応しているという点は大きく異なっているように思います。バングラでマイクロファイナンスが成熟した結果、なのかもしれません。


MF以外にも、グラミン、BRACでいくつかのソーシャルビジネス事業を見学させてもらいました。医療、栄養食品、通信などなど。。。その中で印象に残ったのが、BRAC NETというインターネット事業を行う企業です。BRAC NETには、日本企業も出資し、日本でも少しずつ注目されています。インターネットのプロバイダの事業が主ですが、ソーシャルビジネスとして地方、農村にインターネットサービスを普及させるe-hutという試みが注目されています。
e-hut部門の方によると、地方にサービスを普及することで農村で遠隔医療、遠隔教育が受けられるようになったり、例えばMFにかかる作業を電子化し手間とコストを省くことも可能になるそうです。IT×開発で何か新しいものが生まれるかも、、、、。BRAC NETに今後も注目です!

さてさて、様々な現場を見させていただく中で、何かKivaに応用できるモノは!?と考えていたのですが、グラミン、BRACから学ぶことは多そうです。特にMFプラス@で何ができるのか、MFを単なる小口融資で終わらせず、借り手のニーズに合ったサービスを付随させることが大切だと思います。
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(スラムの暮らし=写真上、農村の子ども達=写真下)

余談ですが、バングラ滞在の最後にグラミン銀行総裁のユヌスさんにKivaについての意見を聞くことができました。Kivaについてかなり知っていらっしゃるご様子で、以下のようなことを言われました。
要約ですが、、、
「Kivaは君のように若い人たちがやっているね。おもしろい、意味のある活動だと思うよ。ただ、これからはもっと現場を見なくちゃいけない。Kivaは先進国で活動していて、実際にフィールドで事業はやってないでしょ?Kivaはフィールドで何か始めるべきだね。でないと現場をうまくコントロールできない場合が出てくるかもしれないよ。Kivaは魅力的な事業だから、沢山の人が熱狂しているね。でもマスコミの熱狂に乗っかってはダメ。現場で本当に何が求められているか、考えて着実に進んでいったほうがいいと思うよ。」

今回、MFの本場を訪れて、「もっと現場を知らないと!」と、思っていたところだったので、非常に印象に残る言葉でした。国際協力では、先進国の私たちが期待する何か、と途上国の人々に本当に必要なものの間に溝ができてしまうことが少なくないと思います。Kivaをはじめ先進国で生まれている社会的なビジネスが善意の押し売りにならないように気を付けないと。Kivaを応援する私たちもその点は気をつけていきたい、と気持ちを新たにしたのでした。

というわけで長々と読んで下さった方、ありがとうございました。
次回レポートにもご期待下さい!

Reported by Kiva Japan Project
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